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久しぶりの添削

今日は朝からたまっていた事務仕事を片付けていました。

その事務仕事の中でも、先日一緒に潜ったお客さまが添削サービスを利用してくださいましたので紹介します。


①ホタテツノハゼ

久しぶりの添削_b0132194_1621452.jpg


【ゲストより】
ちゃんと帆も立てていて、結構寄れて大満足です!
ちなみに写真は2本目のチャレンジ。
画面いっぱいに撮れなかったのでトリミングしてあります。

カメラ:E-410
絞り:f/7.1
露出時間:1/125秒
ホワイトバランス:曇天

【及川的アドバイス】
構図もバッチリでヒレ全開のシャッターチャンスをモノにしていますが、残念ながら目にピントが来ていません。(このサイズの写真ではわかりづらいですが、若干手前にピントが来ています)
ヒレはしっかりと表現できていますが、目にピントがこないことでインパクトが半減してしまいます。
位置的にAFでのピント合わせが難しい場合はMFを使うことで「AFでフォーカスロックしてカメラを振る」という動作をしなくても、カメラを構えたままシャッターを切ることができますよ。
また、トリミングをしているということですが、トリミングが前提なら始めから真ん中のフォーカスエリアに目を入れて撮るようにすればかなりピント合わせが楽になると思いますし、離れての撮影になりますので同じ絞りでも被写界深度を深くすることができ、より図鑑写真には向いていると思います。
写真の使用目的を考えて撮り方を変えていくことも方法論としてはアリでしょう。


②ナカモトイロワケハゼ

久しぶりの添削_b0132194_1623424.jpg


【ゲストより】
すでに数回目のチャレンジなので、だいぶ慣れてきました。
2匹仲良く並んでいるところを撮りたいものですが…
その場合2匹ともにピントを合わせるために、
絞りを閉めていかないといけないのでしょうか?

カメラ:E-410
絞り:f/4
露出時間:1/125秒
ホワイトバランス:電球
マクロレンズ使用

【及川的アドバイス】
2匹にピントを合わせて撮る場合、このように接近しての撮影だといくら絞りを絞っても両者にピントを合わせることは難しいでしょう。
それよりも2匹からカメラまでの距離が同じ位置でカメラを構えれば絞らなくても両者にピントを合わせることが可能です。(ピントは面で合いますので)
また、前回はビンにコケが付いている事で、WBを電球にして結果的に自然な感じの色になりましたが、今回のビンにはほとんどコケが付いていませんでしたので、WBを電球にしたままだと青みが残ってしまいます。
状況に応じてWBを変えましょう。

及川的レタッチ後の画像
久しぶりの添削_b0132194_16255613.jpg



③ハナヒゲウツボ

久しぶりの添削_b0132194_1626214.jpg


【ゲストより】
2本ともマイ、ハナヒゲをいただいてじっくり撮れました。
贅沢です、、、
でも、ピントはなかなか合わず、悪戦苦闘してました。

カメラ:E-410
絞り:f/2.8
露出時間:1/125秒
ホワイトバランス:曇天
マクロレンズ使用


及川的レタッチ後の画像
久しぶりの添削_b0132194_16442016.jpg



④ハナヒゲウツボ

久しぶりの添削_b0132194_16271056.jpg


【ゲストより】
最後は、マクロレンズを外してみました。
1本目より色味が悪いのが…

カメラ:E-410
絞り:f/2
露出時間:1/160秒
ホワイトバランス:曇天
マクロレンズ使用せず


及川的レタッチ後の画像
久しぶりの添削_b0132194_16445569.jpg



【③、④まとまて及川的アドバイス】
ナカモトイロワケハゼ以外はWBを雲天で撮っているようですが、色に関しての不満の原因の一つとして考えられます。(必ずしもWBだけが関係しているワケではありませんが)
RAWで撮影することで、WBは後からPC上で変更することも可能です。

構図やピントは狙い通りになっているかと思います。
このような状況では露出と撮影距離をマニュアルで合わせてしまえば、あとはピントと構図を満足できるものになるまで枚数を重ねるのが最も効率的だと思います。(露出や撮影距離が決まっていない段階ではいくらたくさん撮りまくっても無意味ですので)
④の写真はもう少しカメラを下に向けて、ハナヒゲの鼻先までをキッチリ入れられれば最高でしたね。



と、よく添削サービスを利用される方で、毎回上達しています。
是非みなさんもご利用ください。
by gallery-h | 2011-08-23 16:49 | 添削サービス
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